みなさんは小学生時代に学校でうんこをするというタブーを犯したことはありますか？
小学生というものは頭がおかしいもので、
学校でうんこをしようものならその人間を晒しあげ、
まるで犯罪者かのように罵倒する種族だと私は思っています。
私の小学生時代、はーちゃんといういじめっ子というか
人が嫌なところを突くのが異様にうまい子がいました。
そんなはーちゃんにうんこを見られたことがあります。
そもそもなぜうんこを見られたかというと
当時個室が4つあったうちの一つの個室の鍵が壊れていたのです。しかも和式が。
知らないうちに入ってしまおうものなら外から開けられて
和式で踏ん張っている姿をまじまじと見られてしまう
見世物小屋のような個室がありました。
当時の昼休み、私は便意を催し咄嗟にトイレに駆け込みました。
小学生というのはただでさえ知的レベルは高くないのにも関わらず
便意MAXとなるともうそれは目を当てられた物ではありません。
何も考えることができないまま、一番手前の鍵のない個室に
駆け込んだのです。
そしてズボンを下ろし、黒物が少し出た時に扉が開いたのです。
なんとそこにははーちゃんがいました。
彼は性格が悪いので他の個室で待機し、鍵の壊れた個室（箱）に入っていく
犠牲者が確認でき次第、箱を開け嘲笑うのです。
しかも狡猾なことに、個室に入ってすぐに開けに行くのではなく
一定時間が経ってから黒物が顔を見せた際に開けにくるという
知能も持ち合わせていました。
そんなはーちゃんに自分の哀れな姿を見られながら
ただ涙目で「やめてよ」ということしかできない自分を
抱きしめてあげたいと思っています。
友達の平田も被害に遭いました。
私が例の箱の横の個室でうんこをしている際、誰かが箱に入る音が聞こえたのです。
心の中ではーちゃんはいてくれるなと願っていたのですが
いかなる時も入念に準備をしているもはやプロに近いはーちゃんはそこにいたのです。
はーちゃんに扉を開けられた平田は喧嘩腰に「やめろや！！」と叫んでいたのですが
段々と涙声になっていくのがわかりました。
あの時何もできなかったの無力な自分を抱きしめてあげたいです。
そんな大人になった今ですが、たまに会社の個室で踏ん張っている時にも
はーちゃんのことは思い出します。
仕事中もうんこ行きます！と言える会社やうんこに対して何の疑念も持たない日本の大人社会に感謝しながら今後の人生を歩んでいきたいと思っています。
コメント